大学生になる前に知っておきたい事。
高校までと違う点。
高校生までは同じクラスのクラスメイトと同じ授業を受けていれば良かった。
しかし、大学では、自分で授業のスケジュールを決めなくてはならない。具体的に話すと、大学の入学後、シラバスという本が配られるのでその本で、授業科目の内容の紹介を見て、どの授業でどんな事が学べるのか。どの先生が教えるのか、どんな教科書を使うのかなど、確認をすることになる。そして、その授業が何曜日の何限目にあるのか、確認して自分でスケジュールを組んで授業の登録をしなければならない。この点は高校生までの授業を受けるスタイルとは変化する。
大学では1年目、2年目から、学部の専門の授業もあるが、主に一般教養課程の科目を学習することになる。具体的にどんな科目かというと、文系の学部では社会学とか、法学とか、哲学とか、倫理学とか文化人類学とか、音楽とか、他にも多くの選択肢がある。その中から必要な科目数を選んで修得しなければならない。理科系だと、基礎教養課程として、数学なら微分積分とか、微分方程式とか、線形代数とか、フーリエ解析とか、を習得する学部もあるし、物理学や基礎化学や、データサイエンスの基礎などを学ぶことになるかもしれない。大学に入学すれば、これらの基礎教養科目を1回生と2回生の時に必要な科目を選んで修得しなければならない。
3回生に進級するために必要な事。留年しない為に必要な事。
国公立大学とか難関大学は、第一外国語(英語が多い)の他に第二外国語も履修して単位を修得しなければならない大学が多い。例えば、第二外国語として、フランス語とかドイツ語中国語とか韓国語(ハングル)等を新たに学ばなくてはならない。この第二外国語がクセもので大学で初めて学習をする学生は、てこずる人もいるだろう。2回生までに第一外国語4コマ、第二外国語4コマと体育2コマと保健体育1コマを2回生までの必須科目の全部と選択必須科目の合計が基準(62単位くらい。大学によって違う場合もある)を超えていれば3回生に進級できる。留年してしまうと学生生活の気分やテンションが下がる原因にもなるので気を付けて欲しい。
外国語の授業等についてどうするか考えてみよう。
たいていの大学では英語の授業がある。2年生終了までに4コマある大学が多い。他にも専門の特定の授業を英語のみで行う大学もある。(外国語学部など)。さらに、卒業までにトーイックの点数とか、英検準1級など英語の能力を証明しないといけないカリキュラムのある大学がある。その場合、君が英語に苦手意識をもっているならヒドイ目(卒業できない)にあうから、そういうカリキュラムのある大学は受験の選択肢から外した方が良い。
大学の評価基準とスケジュール管理について。
最近の大学の評価基準にGPA制度というものがある。5段階評価で、100点~90点がAの評価で4.0。89点~80点がBの評価で3.0。79点~70点がCの評価で2.0。69点~60点がDの評価で1.0。59点~0点がEの評価で0.0となる。この単位当たりの平均を出して、基準点を満たすと卒業の要件となったり、特待生制度のある大学なら、2回生以降、このGPAの平均で決めることになる大学も多い。だから1度受講を決めたら、その科目を絶対に諦めてはいけないのだ。もしある科目がE判定の評価になると圧倒的に不利な状態になる事は明らかだ。
しかし、入学して1週間から2週間位でどの科目を受講するか決めないといけないが、前もって何も情報がなければ、短い期間に決められないだろう。だから入学前に先回りして調べておく必要がある。インターネットである程度調べられる親切な大学もある。近年は、推薦入試や総合型入試で入学を決める生徒も多いので、大学に入学前に1年目の準備をして欲しい。スタートダッシュが上手く行くように願っています。
最後に。
近年10年から20年の間に教育システムは劇的に変化、進歩している。スマートフォンやパソコンを持っていない高校生や大学生は、ほぼいないと言って良いくらいだし。学校でのICT整備もほぼ100%になっている。いわゆる児童1人当たりの教育用コンピューター台数も1人1台を達成した。これからの時代は、パソコンを利用して授業に参加していくのは、明白だ。デジタル化が進む中で、それをうまく使うことで新しいビジネスに繋がっていくだろう。
大学では、大学の図書館や、パソコン設備やその他の設備を出来る限り利用して欲しい。大学の図書館で読みたい本がないとき、図書館コーナーで取り寄せ出来ないか、リクエストする方法も有りだと思う。うまく大学を利用して将来きみの希望する仕事に就職できるように頑張って欲しい。
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